SSL証明
書 | VistaとIE7がもたらすもの「EV-SSL」
電子認証局に幅広い裁量が認められていた証明書発行審査プロセスを見直し、より厳格な認証プロセスの要件定義と標準化を行うことを目的として世界の主要な
電子認証局(CA)とブラウザベンダーにより、米国で非営利団体CA/Browser Forum(CABF)が設立される。
CABFは、EV(Extended
Validation)ガイドラインとする、SSL証明書の審査発行基準の標準化と、SSLをブラウザでユーザーに見せる表示基準を制定した。
これにより
EV-SSLが誕生する。現在ではEV-SSL対応ブラウザとして、Windows Internet Explorer 7
(IE7)とMozilla Firefox3が登場している。
Windows
VistaとIE7においてEV-SSL証明書に保護されたサイトにアクセスすると、アドレスバーが緑色に変わり、そのサイトが信頼できるサイトであるこ
とが視覚的に確認できる。
また、アドレスバーの横に、証明書に記載されている組織名や、証明書を発行した認証
局名が表示されるようになっている。アドレスバーが緑色になっている
EV-SSL証明書は、なりすましやフィッシング詐欺を“阻止する”手段として、インターネットユーザーから期待されている。疑わしい証明書、あるいは
フィッシングサイトと判断されると、アドレスバーは赤色で表示され、警告画面が表示される。
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