Google
ChromeによるSSLサーバ証明書の警告/エラー表示と回避方法について
2018年9月1日
OnlineSSL.jp
お客様がご利用中の
DigiCertのSSL
証明書(旧Symantec製品)のうち、2017年12月1日より前に発行された証明書を導入している場合に、2018年9月13日以降リリースされる
Google Chromeにおいて警告/エラーが表示されるおそれがございます。
2017年7月11日
Symantecのアナウンス内容
Google Online Security
Blog
■経緯
・Symantecは、業界標準の監査プロセスに従わな
いSSL証明書を発行した事実があった。
・Googleは、Symantecが発行したSSL証明書を「Google Chrome」で信頼を取り除く措置をとることを検討。
・SymantecはSSL証明書を発行する事業を米DigiCertへ売却。
・Googleは、DigiCertへのインフラストラクチャー移行に十分な猶予を与えるために、Symantecが発行したSSL証明書への信頼を段階
的に取り除く。
■概要
・「Google Chrome
66」から2016年6月1日より前に発行されたSSL証明書への信頼を取り除く。
・「Google Chrome
70」では、発行日に関わらず、Symantecの古いインフラストラクチャーから発行されたすべてのSSL証明書への信頼を取り除く。
■目安
となるタイムライン
・2018年9月
13日
Chrome 70 のベータ版がリリースされます。このリリースでは、古い Symantec ルート
インフラストラクチャに対する信頼が取り除かれます。これにより、Symantec の古いインフラストラクチャから発行された
SSL証明書のみが、発行日に関係なく、この信頼を取り除かれた影響を受けます。
・2018年10月
23日
Chrome 70 の安定版がリリースされます。
■対象
以下のいずれの要件を満たす場合、対象となります。
- 2017年12月1日より前に発行されたSSL証明書
対象のSSL証明書サービス
• ジオトラスト トゥルービジネスID
• ジオトラスト トゥルービジネスID ワイルドカード
• ジオトラスト クイック SSL プレミアム
• ラピッドSSL
• ラピッドSSL ワイルドカード
*対象のSSL証明書サービスの内 ジオトラスト社サービスのみを記載。
■警告/エラー回避方法
・2017年12月1日以降(DigiCertへのインフラストラクチャー移行後)に対象
のSSL証明書を再発行することで、警告/エラーを回避することが可能です。なお、SSL証明書の再発行手続きは無料で
す。
・2017
年12月1日以降(DigiCertへのインフラストラクチャー移行後)に対象
のSSL証明書を更新手続きすることで、警告/エラーを回避することが可能です。SSL証明書の更新に関してはこちらを参照して
ください。
■シマンテックについて
・シマンテック 社は 1982
年に設立され、サイバーセキュリティ分野の世界的リーダーであり、11,000 人以上の従業員とともに 35
カ国以上においてビジネスを展開しています。世界最大級のサイバーインテリジェンスネットワークを運用しており、多くの脅威を発見することで、より多数の
顧客を次世代の攻撃から防御します。シマンテックは、企業、政府機関、個人の重要な情報をあらゆる場所で保護します。
■デジサートについて
・デジサートは
エンタープライズ向けに高い拡張性を持つ認証と暗号のソリューションをリードする企業です。近年急速に成長している企業で、著名なエンタープライズや
IoTの顧客を多数抱えています。デジサートは業界をリードする顧客サポート、革新的なマーケットソリューション、そして業界のベストプラクティスの改革
への価値のある貢献が評価されています。デジサートは、革新と成長戦略で多く表彰されており、この夏はコンピューターワールドの働きたい
IT企業Top 100の一社に選ばれています。
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